神戸経済ニュース 編集長ブログ

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神戸ルミナリエ

 神戸ルミナリエをきちんと観覧したのは23年ぶりだ。1995年に開催した初のルミナリエを見て以来、ずっとルミナリエの時期は東京にいたからだ。去年は偶然にも神戸に用事があって、東遊園地の部分だけ、ちらりとルミナリエを観覧した。ルミナリエに近いものとしては、1999年から2000年の年またぎに開催された「東京ミレナリオ」を見物した記憶がある。東京ミレナリオは05〜06年の第7回まで開催したらしいが見られたのは初回だけだった。

 なぜ1回しか見られなかったのだろうと考えてみると、東京ミレナリオは年末年始の開催だったので、ちょうど神戸に帰省する期間だ。初回は例の2000年問題で、年末年始は東京の自宅で待機するよう言われていたのではなかったか。Y2K。あったね。久しぶりに思い出した。これまでは要するに、神戸ルミナリエの時には東京にいて、東京ミレナリオの時には神戸に帰っていて、すれ違っていたのか。

 東京ミレナリオは結局、東京駅のリニューアルなどもあって7回で終わってしまった。それを思うとITバブル崩壊、リーマンショックを乗り越えて、24回も続いている神戸ルミナリエは驚きというほかない。神戸ルミナリエに追悼や鎮魂を感じられるか、と神戸ではしばしば問われるのだけれど、続いているということ自体に、それを感じても良いのではないかとさえ思う。