ふと気がつくと、名刺入れがぼろぼろだった。あいさつの時には見られるアイテムなので、早く新しいのを入手しなくては。とりあえずほつれた糸だけ切る応急処置。
ご参考
「お礼まで」のつもりで、メールに「俺まで」と書いて送信してしまい、改めてお詫びのメールを送ったりなんだり。
中止と延期
成人式を「中止」とツイートした神戸市長が、「延期」としなかったのはなぜか、と釈明させられていた。これについては、お気の毒なことだ。「中止」というのは取りやめてしまって二度としない、という意味に受け止めるのが一般的だろうか。たとえば甲子園で開催する阪神タイガースの試合は、雨が降ると中止になるが、多くの場合、代わりの日程が用意されている。運動会も雨で中止になるが、それは必ずしも代わりの日に運動会を開催しないことを意味するのだろうか。
問題があるのは「中止」のツイートを「完全になくなる」と早とちりして、神戸市に「かわいそう、延期にしてあげて」と電凸した人たち(結構いたらしい)の方ではないの? もっというと、緊急事態宣言が延長されて1年間を超えるような事態になれば、そもそも成人式とか言ってる場合ではなくなるように思われるし、そうでなくても結果的に開催できなくなることもあるだろう。事態は流動的なのだ。だからこそ、11日に開催されるかどうかの1点だけが焦点になる。
成人式は、そりゃあ一生の思い出なのかもしれないけれど、20歳のころに東京の大学に通っていて、翌日がリポート提出日だった僕は、成人式に出席しなかった。だから開催しなくてよいとも思わないけど、少なくとも僕は、それでもごく普通に生きている。物事にはバランスってものがあるし、それはその場のムードや偉い人の意向だけで決めるべきではないと冷静になるのがメディアの役割なのだから、そこはしっかり忘れないようにしたいと思う。
大阪都構想
賛否が拮抗したということは「いい問題設定なのではないか」という見方と、「そもそも決められないことなので、サイコロを振った時と同じ結果になった」という見方の両方が可能であるように思う。
とはいえ大阪の外に住むものとしては、今回の結論について「大阪のことは大阪で決める」というのを「大阪は大阪以外のことを考えない」と読み替えることができるのだとすれば、そもそもそれが府市合わせの原因やろうという印象を禁じ得ない。
大都市はその都市の住民だけのものではない。というか、その都市の住民以外に開かれることによって、都市は成長できるので。