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東京では知られてない全国大会

 16日に神戸市外国語大学で開かれた「全国大学生マーケティングコンテスト」の決勝は、とてもハイレベルだった。どうしたら「ターゲット・デート・ファンド」という金融商品を普及させることができるか、というフィデリティ投信が本当に困っている課題を学生たちが考えて、英語でプレゼンした。日本語でも困難きわまりないテーマだというのに、学生たちは本当によく勉強していると思った。

 参加した大学は神戸市外大のほか東京、大阪、鳥取と広がりがあった。神戸市外大を本拠地に活動している団体が主催しているから東京では気づかれにくいのかもしれないが、英語教育をテーマにしているマスコミは、もっと取材したほうがよいのではないか。しかも話題は最先端の運用商品だ。フィデリティからの情報提供もあったのだろうが、日本語の一般書籍ではほぼ見かけない話を盛り込んでいたチームもあった(しかも、たぶん正しい知識だった)。

 そのうえ1等には賞金20万円に加えて、意識の高い今時の学生さんが憧れるフェデリティでのインターンだ。卒業後、資産運用や金融の業界に進まなかったとしても、いろいろ勉強になるだろう。少々うらやましいと思う半面、それほど学生時代に勉強していただろうかと振り返ってしまう。それほど彼らは勉強していたと思う。ほんとに偉い。

 全国大学生マーケティングコンテストは今回が8回目。全国大会は毎回、神戸市外大で開いているそうだ。こういう全国大会が細々と(といえば失礼か)ではあるけれど、東京以外の場所で確実に参加者を集め、継続されているというのは心強い。全国に発信する価値のある情報を東京以外で生み出しているということだ。そういうのは拾い集めて、少なくとも順位ぐらいは、東京でも札幌でもロサンゼルスでも、スリジャヤワルダナプラコッテでも知ることができるようにしたいと思う。