神戸経済ニュース 編集長ブログ

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Lex column のソフトバンクIPO

  1-2日付のFinanacial Times がソフトバンク通信子会社のIPOをLex Columnで取り上げていた。株式市場の個別銘柄を取り上げる名物コラムだ。Lex はたぶん「London EXchange」(ロンドン取引所)のことだけど、たまに日本株も取り上げられる。だが、日本のIPOが取り上げらるのは珍しいかもしれない。

 30日に証券会社が決めた仮条件は1500円の1本値。ブルームバーグによると1本値の仮条件は日本初らしい。この価格に対して同コラムは「unattractive valuation(魅力に乏しい価格)」「This IPO deserves to be left at home(家に置いておいて)」と手厳しい。

 しかもタイトルがひどい。いわく「cell side」だそうだ。ソフトバンクの通信子会社は、いうまでもなく日本で最初にiPhoneを売り出したcell phone(携帯電話)の通信会社であることに引っ掛けた。証券業界では、証券会社のことを株を売る人「sell side」、投資家のことを株を買う人「buy side」という。

 売る側の都合で決まった値段ということを言いたいのだろうか。だから個人投資家向けなのであり、個人の居場所であるhomeに置いておけ、ということらしい。Lexはいかにも英国っぽい皮肉が効いていることことでも知られるコラムだ。きちんと読者の期待に応えたということか。